最近、ネットで検索をしている際に、私と同姓の菅野(かんの)姓の弁護士がかなり増えているのではないかという印象を漠然と持ったため、日弁連の弁護士検索で調べてみました。
「菅野」の読み方は、主として、「かんの」、「すがの」、「すげの」があります。有名な方での例としては、「かんの」では女優の菅野美穂さん、「すがの」では巨人の菅野智之投手、「すげの」では労働法の大家である菅野和夫先生などがあげられますが、読み方が紛らわしく、私も子供の頃、新学期などは、自分の名字は正しく呼んでもらえないものだと思っていました。
その紛らわしい「菅野(かんの)」ですが、現時点で全国で登録している弁護士数が19名、そのうち私よりも登録番号が若い番号の方(つまり先に登録している方)が8名でした。つまり、私は19人のうちのほぼ真ん中の9番目に登録しており、最近になって「菅野(かんの)」が急速に増えたという私の漠然とした印象は誤りのようでした。おそらく弁護士もネットで検索してヒットする確率が以前よりも増えたということなのでしょう。
地域的な分布にも興味があったので調べてみました。「菅野(かんの)」は一般的に、福島、宮城、岩手などの東北地方に多い名字と言われていますが(私の場合は父が岩手出身です)、弁護士の登録を見ると、東京(東弁5名、二弁4名)9名、仙台4名、福島3名、札幌、静岡、横浜各1名という内訳でした。私は二弁ですが、やはり、東北は全体の人数からすると割合は多いようです。
ちなみに、同じ発音(「かんの」)でも「菅」野ではなく「管」野の方が2名、「すがの」と読む方が13名、「すげの」という読む方が3名という結果でした。
以上、紛らわしい話しで申し訳ありませんが、私は調べて少しすっきりしました。